「淵源」の意味をわかりやすく解説!「淵源」を使った例文も紹介

淵源」とはどういう意味でしょうか?「起源」と「淵源」には違いがあるのか?

淵源という言葉はなかなか日常ではお目にかからない言葉ですが、意味使い方などをわかりやすく解説していきます。

それでは、「淵源」という言葉の意味に関して深掘りしてみましょう!

「淵源」の意味・読み方

淵源は「えん-げん」と読みます。

淵源の意味ですが、わかりやすくそれぞれの文字の意味を紐解いてみましょう。

「淵」・・・水を深くたたえているところ。

「源」・・・水流のはじめて現れるところ。物事の発するもと。

淵源の意味は字義通りに捉えると「物事の起こり基づくところ」という意味になります。

要するに「ことのはじまり」を表しています。

「起源」という言葉に非常に似た言葉になります。大抵のことは「起源」という言葉に置き換えられます。

「淵源」の使い方

「淵源(えんげん)」の使い方は、固い語感のある言葉なので主に文章中で使用します。

使い方としては、「起源」とあまり変わらず、

「文化の淵源にさかのぼる」

などの様に「ことの始まり」を表現した場合に淵源を使います。

「淵源」の類義語・同義語

「淵源(えんげん)」の類義語・同義語には、どのような言葉があるでしょうか。

淵源には「物事の起こりに基づくところ」という意味があり、淵源の類義語や同義語として挙げられる言葉は根源や起源などといった「ことの始まり」を意味する言葉になります。

淵源には下記のような言葉が類義語・同義語として挙げられます。

「淵源」の類義語・同義語
  • 根源(こんげん)・・・物事がそこから出発している、おおもと。
  • 起源(きげん)・・・物事のおこり。もと。
  • 幕開(まくあけ)・・・物事が始まること。
  • 発端(ほったん)・・・はじまり。おこり。
  • 源流(げんりゅう)・・・物事の起こり。みなもと。起源。
  • 発祥(はっしょう)・・・(めでたい)物事が起こり現れること。

淵源という言葉は普段の日常生活で使用する頻度は多くなく、類義語の「起源」という言葉に置き換えられるケースは少なくありません。

会話中などでは、「淵源」という言葉ではなく、「起源」に置き換えられる様であれば、「起源」や「根源」など少し馴染みのある言葉をチョイスすることをおすすめします。

「淵源」の対義語・反対語

「淵源(えんげん)」の対義語・反対語にはどのようなものがあるでしょうか。

淵源には明確化された対義語はありませんが、淵源の意味である「ことのはじまり」に対する対義語・反対語をあります。

淵源には下記のような言葉が対義語・反対語として挙げられます。

「淵源」の対義語・反対語
  • 終末(しゅうまつ)・・・物事の終わり。はて。
  • 終結(しゅうけつ)・・・物事が終わりになること。
  • 終極(しゅうきょく)・・・物事の一番終わり。最後。
  • 帰結(きけつ)・・・推理・議論・行動などが最後に落ち着くところ。決着すること。
  • 閉幕(へいまく)・・・転じて、物事の終わること。
  • 終幕(しゅうまく)・・・演劇の最後の一幕。
  • 終焉(しゅうえん)・・・命の終わり。

「淵源」を使った例文

「淵源(えんげん)」はどのように使うのでしょうか。例文を使ってご紹介します。

「 淵源」を使った例文
  1. また淵源を遡ると、唐代に流行した変文にまで及ぶとされる。
  2. 西への航海の目標が、香料でなくして黄金とされた所以は、ここに淵源する。
  3. これは十七乃至十九世紀のイギリス・フランス・ドイツの支配的な近代哲学の一つに淵源する。
  4. その制度の淵源は不明であるが、すでに隋代には行われていたことが知られている。
  5. 金融工学は新しい学問領域であるといわれるが、その淵源はマンハッタン計画といわれる。

「淵源」の意味まとめ文

「淵源(えんげん)」の言葉の意味や用法について深掘りしてみました。

淵源という言葉は普段の日常生活で使用することは少ないですが、この言い回しを身に着けて、表現の幅を広げていただければと思います。

この記事が少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。