「萌芽」の意味と使い方を解説!「萌芽」を使った例文を紹介

萌芽

「萌芽(ほうが)」という言葉は、ご存知でしょうか。

「萌」という文字は、オタク文化、「萌え文化」が普及しだして以来、その手のジャンルに詳しい人にとっては、とても親しみのある文字となっています。

が、そういうジャンルに詳しくない人にとっては、逆に「萌」という文字を見るのもなんとなくイヤかもしれません。

もっとも「萌芽」という語彙自体は、「萌え文化」とは関係なく昔からある語彙です。知らない人はこの機会にぜひ習得してください。

それでは、以下で「萌芽」の意味や用法について深掘りしていきましょう!

「萌芽」の意味・読み方

「萌芽」は「ほうが」と読みます。

次に意味ですが、まずは「萌芽」の漢字をひとつずつ確認していきましょう。

」という漢字は、「きざす」「めばえ」「萌える(もえる)。草木が芽を出す」などの意味で使われます。

」という漢字は、「草木の芽」の意味の他にも「(ものごとの)おこり」「はじまり」「もと」という意味でも使われます。

この二文字を合わせた熟語「萌芽(ほうが)」の意味は、
「草木の芽が出ようとしている状態。芽ぐむ」
「ものごとが起こるもととなるもの(こと)」
ものごとのはじまり。きざし
です。

「萌芽」の使い方

では「萌芽(ほうが)」はどのように使う言葉でしょうか。

「萌芽」は、やや硬い語感の漢語ですが、会話でも文章でも使います

ただ、本来の意味である、「草木の芽が出る」という用法では「芽が出る」「芽吹く(めぶく)」などの表現のほうが通りがいいので、「萌芽(ほうが)」はどちらかといえばものごとのはじまり。きざし」という比喩的な用法で使うことが多いと思われます。

MEMO
「芽が出る」という表現も、植物自体だけでなく、「才能が表に現れる」という意味で比喩的に使われます。

「萌芽」の類義語・同義語

「萌芽(ほうが)」の類義語・同義語にはどのようなものがあるでしょうか。

以下に、例をあげてみましょう。

 

「萌芽(ほうが)」の類義語・同義語
  •  「兆し(きざし)」 これからものごとがはじまることを感じさせるしるし。
  • 「兆候(ちょうこう)」 なにかが起こる前触れ(まえぶれ)。
  • 「予兆(よちょう)」 なにかが起こる前触れ(まえぶれ)。
  • 「前兆(ぜんちょう)」 なにか大きな出来事が起こる前に現れる前触れ(まえぶれ)。
  • 「前触れ(まえぶれ)」 「前兆」「予告」などの和語的表現。
  • 「胚胎(はいたい)する」 ものごとが始まる原因が生じること。

「萌芽」の対義語・反対語

「萌芽(ほうが)」の対義語・反対語にはどのようなものがあるでしょうか。
以下に、例をあげてみましょう。

「萌芽」の明確な対義語はありませんので、「ものごとのはじまり」とは対照的な「ものごとのおわり」に関わる表現をあげてみます。

 

「萌芽(ほうが)」の対義語・反対語
  • 「枯死(こし)」 植物が枯れてしまうこと。
  • 「結末(けつまつ)」 なんらかの結果を生じる、ものごとの終わり。
  • 「終焉(しゅうえん)」 長く続いたものが、衰退(すいたい)して終わりを迎えること。
  • 「断末魔(だんまつま)」 臨終(りんじゅう)。また、その際の苦しみ。
  • 「末期(まつご)」 その人の一生の終わり。
  • 「終了(しゅうりょう)」 ものごとが最後まで進んで、きちんと終わること

「萌芽」を使った例文

「萌芽(ほうが)」はどのように使うのでしょうか。以下に例文を挙げてみました。

 

 

「萌芽(ほうが) 」を使った例文
  1.  腐海の底には新しい生態系の萌芽が見られた。
  2. 処女作にして既に、この作家の特異な美点の萌芽が出揃っている。
  3. その時代には人類が発展期を終えて衰退へと向かう萌芽が見られる。
  4. 現代の自然科学の萌芽は、古代ギリシアに見られます。
  5. セザンヌの風景画には後のピカソ達のキュビズムの萌芽が感じられる。

まとめ

以上、「萌芽(ほうが)」の意味や用法について深掘りしてみました。

「萌芽」だけではなく、「兆し(きざし)」や「前触れ(まえぶれ)」など、さまざまな類語や対義語をうまく活用して、ぜひ表現の幅を広げていただければと思います。

この記事が少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。