「自嘲」の意味と使い方を解説!「自嘲」を使った例文を紹介

自嘲

「自嘲(じちょう)」という言葉は、ご存知でしょうか。

この熟語はそれほど難しくはありません。

「自嘲」の「自」と「嘲」の字が分かれば意味はおのずと推測できる言葉です。

しかし、一般的にはそれほど多用する表現でもありませんので、もしかすると、いざ使おうとすると、正しい使い方に自信がもてない言葉かもしれません。

それでは、以下で「自嘲」の意味や用法について深掘りしていきましょう!

「自嘲」の意味・読み方

「自嘲」は「じちょう」と読みます。

次に意味ですが、まずは「自嘲」の漢字をひとつずつ確認していきましょう。
」は「みずから」「じぶん」という意味です。

」は、「あざける」「軽蔑して笑う」という意味があります。

この二文字を組み合わせた熟語「自嘲」は、
自分を軽蔑してあざ笑うこと
自分をつまらない人間とみなして軽蔑すること
という意味です。

近い表現に「自己嫌悪」があります。
自分が嫌になることですが、自嘲のほうが自分を客観視して軽蔑している表現です。

「自嘲」の使い方

では「自嘲(じちょう)」はどのように使う言葉でしょうか。

「自嘲」は会話でも、文章でも、日常的によく使う表現です。

「自分で自分をあざけり笑う」という所を「自嘲する」とすれば、すっきりと引き締まった簡潔な表現になります。

意味の説明の項目でも触れましたが、「自嘲」は「自己嫌悪」や「自暴自棄」などの類語に比べて、自分をより客観視しているニュアンスがあります。

単に自分が嫌になっているのではなく、そんな自分を見下して笑う、一段高い位置に立っての表現です。

「自嘲」の類義語・同義語

「自嘲(じちょう)」の類義語・同義語にはどのようなものがあるでしょうか。
以下に、例をあげてみましょう。

 

「自嘲(じちょう)」の類義語・同義語
  • 「自暴自棄(じぼうじき)」 どうでもよくなって投げやりな行動をすること
  • 「自己嫌悪(じこけんお)」 自分が嫌になること
  • 「自棄(やけ)」 思うようにならない状況に嫌気が差して、不摂生や無茶な行動に走ること
    同様の表現に「やけくそ」「すてばち」「自棄っぱち」「自棄のやんぱち」などがある
  • 「自虐(じぎゃく)」 自分で自分をいじめること
  • 「卑下(ひげ)」 自分を人より卑しいとみなすこと

 

「自嘲」の対義語・反対語

「自嘲(じちょう)」の対義語・反対語にはどのようなものがあるでしょうか。
以下に、例をあげてみましょう。

 

「自嘲(じちょう)」の対義語・反対語
  • 「自慢(じまん)」 自分に満足してそれを誇ること
  • 「天狗になる」 自分の力を鼻にかけて高慢になっている様子
  • 「鼻高々(はなたかだか)」 人に自慢して得意になっている様子
  • 「鼻にかける」 自分の優れた点を誇って、人前で見せびらかす様子
  • 「自画自賛」 自分で自分の仕事を褒めること
  • 「手前味噌」 自分の仕事を自分で褒めること

 

「自嘲」を使った例文

「自嘲(じちょう)」はどのように使うのでしょうか。以下に例文を挙げてみました。

「自嘲(じちょう) 」を使った例文
  1. もう長年病床に臥せっている彼は、最近では自嘲めいた言葉しか吐かなくなってしまった。
  2. どうせ俺なんかいなくたって世の中には何の影響もないよ、と彼は自嘲気味に笑った。
  3. 自嘲的な思いにとらわれて、布団に入ってもなかなか寝付けなかった。
  4. 逆立ちしたってA君には勝てないよ、と自嘲的な笑いを浮かべていたB君だが、内心悔しくないはずはなかったと思う。

 

まとめ

以上、「自嘲(じちょう)」の意味や用法について深掘りしてみました。

「自嘲」だけではなく、「自己嫌悪」や「自棄」など、さまざまな類語や対義語をうまく活用して、ぜひ表現の幅を広げていただければと思います。

この記事が少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。