「迂遠」の意味をわかりやすく解説!「迂遠」を使った例文も紹介

迂遠の意味

この記事では「迂遠」の意味や使い方など例文を用いて解説します。

それでは「迂遠」という言葉の意味に関して深掘りしてみましょう!

「迂遠」の意味・読み方

迂遠は「う-えん」と読みます。

迂遠の意味ですが、わかりやすくそれぞれの文字の意味を紐解いてみましょう。

「迂」・・・まっすぐ進まないで、まがる。まわりどおい。遠回り。遠回し。実情にうとい。

「遠」・・・かけはなれている。

迂遠の意味は字義通りに捉えると「直接に目的に迫るようなものでなく、まわり遠いこと。」という意味になります。

「迂遠」の意味
  • 直接に目的に迫るようなものでなく、まわり遠いこと。
  • 世事にうとく、実用に適していないこと。

「迂遠」の使い方

「迂遠」いう言葉の意味には「物事を伝える際に、直接的ではなく遠まわしに言及するさま」があります。

物事をズバッと伝えるのではなく、それとなく伝えたり遠回しに伝えることを「迂遠に伝える」と表現することができます。

また、話し方が下手な人によくありがちな結論がわかりにくい話し方ってありますよね。その様な場合は「彼の話は迂遠でわかりにくい」というように用いることができます。

「迂遠」の類義語・同義語

「迂遠(うえん)」の類義語・同義語には、どのような言葉があるでしょうか。

迂遠の意味には「物事を伝える際に、直接的ではなく遠まわしに言及するさま」という意味があり、この意味をもつ言葉が迂遠の類義語・同義語に当てはまると言えます。

迂遠には下記のような言葉が類義語・同義語として挙げられます。

「迂遠」の類義語・同義語
  • それとなく・・・そうだと直接にではなく。
  • 遠回しに・・・直接に示さないで、それとなくにおわせて言うこと。
  • 穏便に(おんびんに)・・・ 事件を処理する方法や態度がおだやかなこと。
  • 平穏に(へいおんに)・・・変わったこともなく、おだやかなこと。
  • 間接的に(かんせつてきに)・・・何かが間に立った状態で物事が行われたり関係したりするさま。
  • 暗に(あんに)・・・真意を表に出さず、遠まわしな仕方や言い方で。

「迂遠」の対義語・反対語

「迂遠(うえん)」の対義語・反対語にはどのようなものがあるでしょうか。

迂遠には明確な対義語というのはありませんが、「物事を伝える際に、直接的ではなく遠まわしに言及するさま」という意味に対しての対義語・反対語の意味をもつ言葉は迂遠の対義語・反対語と言えます。

迂遠には下記のような言葉が対義語・反対語として挙げられます。

「迂遠」の対義語・反対語
  • 率直(そっちょく)・・・自分の気持などを飾ったり隠したりすることなく、ありのままであること。
  • 単刀直入(たんとうちょくにゅう)・・・前置きや遠回りな事をせず、直接に要点にはいること。
  • 直接的(ちょくせつてき)・・・直接であるさま。
  • 簡明直截(かんめいちょくせつ)・・・はっきりしていて分かりやすく、回りくどくないこと。

「迂遠」を使った例文

「迂遠(うえん)」はどのように使うのでしょうか。例文を使ってご紹介します。

「迂遠 」を使った例文
  1. 学者は世間には迂遠なものだ。
  2. 学者は世間には迂遠なものだ。
  3. 彼の話しは迂遠でわかりにくい。
  4. そんな迂遠な言い方はやめて、もっとはっきり言ったらどうだ。

「迂遠」の意味まとめ文

「迂遠(うえん)」の言葉の意味や用法について深掘りしてみました。

この言い回しを身に着けて、表現の幅を広げていただければと思います。

この記事が少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。