「疎い」という言葉は、ご存知でしょうか。
普段あまり使わないような字ですが、読み方さえ分かってしまえば誰でも知っているよく使う言葉です。
この機会に「疎い」の読み方を確認して、使い方を習得しましょう。
それでは、以下で「疎い」の意味や用法について深掘りしていきましょう!
「疎い」の意味・読み方
「疎い」は「うとい」と読みます。
読み方さえわかれば、「うとい」か!とわかってしまったかもしれませんね。
漢字を確認しておきましょう。
「疎」という字には「まばら」「うとい」「親しくない」「大ざっぱ」という意味があります。
「疎い(うとい)」の意味は
「親しい間柄でない、疎遠(そえん)である」
「そのことについて知識や理解が不十分である」
「わずらわしく思う」
「関心がない」
「間が抜けている」
などです。
「疎い」の使い方
では「疎い(うとい)」はどのように使う言葉でしょうか。
ビジネスの場においてよく使われる表現として、「その分野には疎くて。」といった使い方があります。
これは、自分はそのことについてあまり詳しくない・聞かれてもわからない・知ってはいるが話したくない時などに「いや〜、すみません。お酒には疎くて。」といった具合に使う便利な使い方です。
他には
「疎い」を「親しくない、疎遠である」という意味で使う場合、「田中さんと山田さんは最近疎くなってしまった。」等と使うことができます。
「煩(わずら)わしく思う」という意味では「うとましく思う」「疎く思う」等と使うことができます。「我が子は可愛いくもあり、疎くもある。」とは親子関係を言い表した深い言葉ですね。
「疎い(うとい)」の類義語・同義語
「疎い(うとい)」の類義語・同義語にはどのようなものがあるでしょうか。
以下に、例をあげてみましょう。
- 不案内(ふあんない)・・・細かい様子をよく知らないこと
- 寡聞(かぶん)・・・見聞(けんぶん)が狭いこと
- 未経験(みけいけん)・・・その経験がないこと
- 知識不足(ちしきぶそく)
- 無関心(むかんしん)
- 専門外(せんもんがい)
- 親しみが薄い(うすい)
- 半可通(はんかつう)
- 疎遠(そえん)
- 煩(わずら)わしい
- 間の抜けた
「疎い(うとい)」の対義語・反対語
「疎い(うとい)」の対義語・反対語にはどのようなものがあるでしょうか。
以下に、例をあげてみましょう。
「疎い(うとい)」を使った例文
「疎い(うとい)」はどのように使うのでしょうか。以下に例文を挙げてみました。
- 『かつ見れどうとくもあるかな月影のいたらぬ里もあらじと思へば』紀貫之(古今和歌集)
- 「先方の会社の秘書たちはみんな疎い子ばかりで苦労するよ。」「ほんと、天然というか間の抜けたというか。」
- 「アメリカの首相は誰か知ってる?」「すみません。政治には疎くて。」「いや、それはヤバい!疎いにも程がある!」
- 昔から恋愛に疎い友達に、とっておきの男友達を紹介した。
- 最近引っ越してきたばかりでこの辺の地理には本当に疎い。
まとめ
以上、「疎い(うとい)」の意味や用法について深掘りしてみました。
「疎い(うとい)」だけではなく、「不案内」「親しい」などの類語や対義語をうまく活用して、ぜひ表現の幅を広げていただければと思います。
この記事が少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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