「紆余曲折」の意味と使い方を解説!「紆余曲折の末」とは?

紆余曲折

「紆余曲折(うよきょくせつ)」という言葉は、あまり見慣れない言葉かもしれません。

パッと見ただけでは読み方も「?」となりそうです。そもそも「紆」という字もあまり使わない字ですね!

でも、使いこなせれば便利な表現ですので、出会ったこの機会に、しっかり身につけてしまいましょう。
それでは、「紆余曲折」の意味や用法について深掘りしていきましょう!

「紆余曲折」の意味

「紆余曲折」は「うよきょくせつ」と読みます。

意味はどうでしょうか。まずは、「紆余曲折」の漢字をひとつずつ確認していきましょう。

」は「まがる」「めぐる」という意味です。
」は様々な語義がありますが、ここでは「ゆったり」
「紆余」で、「水がくねりながら流れる様」「林や岡が長くくねり続く様子」を表します。

」は「まがる」
」は「おれる」なので、
「曲折」は「おれまがる」ですが、他に「込み入ったこと」「詳しい事情」という意味もあります。

「紆余」と「曲折」が合わさった「紆余曲折」は、
1「道が曲がりくねっていること」
2「事情が込み入っていて、何度も変化すること
を意味します。

「紆余曲折」の使い方

では「紆余曲折(うよきょくせつ)」は、実際どのような場面で使うのがいいのでしょうか。

「道が曲がりくねっている」の意味ではあまり問題もないですが、実際はあまり使いません。

問題は、「事情が込み入っていて、何度も変化すること」のほうの使い方ですね。
これは事態が複雑で、状況や方針が何度も変わり、解決に向かってまっすぐに進まない、という状況を表現するのに使います。

「紆余曲折の末」とは

「紆余曲折」は、しばしば「紆余曲折の末」「紆余曲折して」「紆余曲折を経て」などという形で使用します。

「紆余曲折の末」は、「方針や事情が何度も変化して遠回りを繰り返した、その結果〜〜」という意味の使い方をします。

「紆余曲折」の類義語・同義語

「紆余曲折(うよきょくせつ)」の類義語・同義語にはどのようなものがあるでしょうか。
以下に、例をあげてみましょう。

「紆余曲折(うよきょくせつ)」の類義語・同義語
  • 「二転三転する」=議論などの結論が何度もひっくり返る様子
  • 「右往左往する」=進むべき方向性が定まらず、右にふらふら左にふらふらすること
  • 「行ったり来たり」=方針がはっきりしないために、進んだり戻ったりを繰り返すこと

「試行錯誤」「トライアンドエラー」も似ている言葉ですが、これらは積極的に色々な方法を試すニュアンスです。「紆余曲折」のほうは、むしろ状況に振り回され、翻弄されている感じです。

「紆余曲折」の対義語・反対語

「紆余曲折(うよきょくせつ)」の対義語・反対語にはどのようなものがあるでしょうか。
以下に、例をあげてみましょう。

 

「紆余曲折(うよきょくせつ)」の対義語・反対語
  • 「直往邁進」=ためらわずに真っ直ぐ進む様子
  • 「勇往邁進」=勇んで前に進むこと
  • 「一路邁進」=一本道を真っ直ぐに進む様子
  • 「猪突猛進」=イノシシのように真っ直ぐ勢いよく進むこと

また、迷いがないという点では
「わきめもふらず」
「一直線に」
「まっしぐらに」
「一心不乱に」
なども、対照的な語句だと言えるでしょう。

「紆余曲折」を使った例文

「紆余曲折(うよきょくせつ)」はどのように使うのでしょうか。以下に例文を挙げてみました。

「紆余曲折」を使った例文

 

「 紆余曲折(うよきょくせつ)」を使った例文
  1. いろいろと紆余曲折はあったけれど、最後には結婚できたんだから良しとしよう!
  2. この交響曲の作曲は、さまざまな紆余曲折を経て、今の形に落ち着くまで十年掛かった。
  3. 紆余曲折の末に、ようやくまとめた合併条件なのに、急に白紙に戻された。
  4. この研究は紆余曲折を続けるうちに、研究目的自体が意味を失い、結局は立ち消えになった。

まとめ

以上、「紆余曲折」の意味や用法について深掘りしてみました。

なかなか使い勝手のいい「紆余曲折」や、その他の類語をうまく活用して、ぜひ表現の幅を広げていただければと思います。

この記事が少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。